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当院での入れ歯の症例

精密入れ歯製作の5ステップ

STEP 1:お口の型取りと簡易的な噛み合わせの決定

最初の診療では、お口全体の型取り(概形印象採得)を行います。この際、「セントリックトレー」という器具を使用し、初期段階から簡易的な噛み合わせの状態を確認します。これにより、患者さんお一人おひとりの顎の位置関係を早い段階で把握することが可能です。

STEP 2:顎の動きの精密測定と最終的な型取り

2回目の診療では、「ナソメーターM」という専用の装置を用います。ゴシックアーチ描記法(GoA)という手法で、顎がどのように動いているかを測定し、理想的な顎の位置を決定します。あわせて最終的な型取り(精密印象採得)も同時に行います。

STEP 3:前歯の並びと審美性のチェック

3回目の診療では、出来上がった土台の上に前歯の人工歯のみを並べた状態で試適を行います。

  • 見た目(審美性)の確認: お顔立ちに合った歯の長さや色、および位置になっているかを確認します。
  • 発音や唇の張り: 発音に影響がないか、唇が自然に張っているかを確認します。 ここで決定した位置に基づき、奥歯の並びを製作していきます。

STEP 4:入れ歯全体の最終確認(蝋義歯の試適)

4回目の診療では、すべての歯が並んだ「蝋義歯(蝋でできた仮の入れ歯)」をお口に入れ、最終的な確認を行います。

  • 噛み合わせの最終チェック: 実際に噛んでいただき、ズレがないか、しっかりと噛める位置にあるかを再度確認します。
  • 微調整: 必要に応じてその場で細かな調整を行い、完成後のトラブルを未然に防ぎます。

STEP 5:完成・お口への装着

いよいよ、重合(プラスチックの填入)を経て完成した入れ歯を装着します。

  • 噛み合わせの調整・および適合の確認: 完成した入れ歯が、正しい噛み合わせになっているか、粘膜にぴったり合っているか、痛みがないかを確認し、細かく調整します。
  • 咀嚼能力の測定: 必要に応じて、グミゼリーやテストフードなどを用いて「どれくらい噛めるようになったか」を客観的に評価します。
年齢・性別70代・男性
治療期間1ヶ月半
費用35万円
副作用前の入れ歯と噛み合わせが異なるので、順応に時間がかかり痛みを伴う場合もある
コメント下の歯が安定しない、浮き上がる、しっかり噛めない。筋肉の動きに調和した総入れ歯の製作を提案。食事時の浮き上がりがほぼ無くなり、せんべいなどの食べられる物の種類が増えた。